真空,固溶化,調質,硬質,鋼等のJIS規格用語

 

レーザ熱処理/レーザ焼入れ/レーザ焼なまし



金属製品熱処理用語の”高エネルギー熱処理”に分類されている用語のうち、『レーザ熱処理』、『レーザ焼入れ』、『レーザ焼なまし』のJIS規格における定義その他について。

鉄鋼及び非鉄金属からなる機械部品、ジグ、工具、金型などの金属製品の熱処理に関する主な用語として、金属製品熱処理用語(JIS B 6905)において、”高エネルギー熱処理”に分類されている用語には、以下の、『レーザ熱処理』、『レーザ焼入れ』、『レーザ焼なまし』などの用語が定義されています。

金属製品熱処理用語(JIS B 6905)
⇒【高エネルギー熱処理】


分類: 金属製品熱処理用語 > 高エネルギー熱処理

番号: 3411

用語: レーザ熱処理

定義:
レーザ加熱を用いる熱処理の総称。

対応英語(参考):
laser heat treatment


分類: 金属製品熱処理用語 > 高エネルギー熱処理

番号: 3421

用語: レーザ焼入れ

定義:
レーザによって部分加熱をする表面硬化焼入れ(13)。
注(13)
JIS H 0211 参照。
(※1)

対応英語(参考):
laser hardening


分類: 金属製品熱処理用語 > 高エネルギー熱処理

番号: 3431

用語: レーザ焼なまし

定義:
レーザ加熱による瞬間焼なまし。

対応英語(参考):
laser rapid annealing


(※1)
JIS H 0211
ドライプロセス表面処理用語

上記規格には、レーザ焼入れの他に、表面改質方法として、電子ビーム焼入れ、イオン窒化、プラズマ窒化、イオン浸炭、表面溶融処理、プラズマ処理、紫外線処理、電子照射処理、パッシベーションなどの用語の定義が規定されています。