真空,固溶化,調質,硬質,鋼等のJIS規格用語

 

有効硬化層深さ/全硬化層深さ



金属製品熱処理用語の”品質・試験”に分類されている用語のうち、『有効硬化層深さ』、『全硬化層深さ』のJIS規格における定義その他について。

鉄鋼及び非鉄金属からなる機械部品、ジグ、工具、金型などの金属製品の熱処理に関する主な用語として、金属製品熱処理用語(JIS B 6905)において、”品質・試験”に分類されている用語には、以下の、『有効硬化層深さ』、『全硬化層深さ』などの用語が定義されています。

金属製品熱処理用語(JIS B 6905)
⇒【品質・試験】


分類: 金属製品熱処理用語 > 品質・試験

番号: 5214

用語: 有効硬化層深さ

定義:
硬化層
(※1)の表面から、規定する限界硬さの位置までの距離。

対応英語(参考):
effective case depth


分類: 金属製品熱処理用語 > 品質・試験

番号: 5215

用語: 全硬化層深さ

定義:
硬化層
(※1)の表面から、硬化層と生地との物理的又は化学的性質の差異が区別でいない位置までの距離。

対応英語(参考):
total case depth


(※1)
硬化層とは、焼入れで硬化した層又は表面硬化したときの硬化した層のことです。