真空,固溶化,調質,硬質,鋼等のJIS規格用語

 

(炎焼入れ又は高周波焼入れ)有効硬化層深さ



金属製品熱処理用語の”品質・試験”に分類されている用語のうち、『(炎焼入れ又は高周波焼入れ)有効硬化層深さ』のJIS規格における定義その他について。

鉄鋼及び非鉄金属からなる機械部品、ジグ、工具、金型などの金属製品の熱処理に関する主な用語として、金属製品熱処理用語(JIS B 6905)において、”品質・試験”に分類されている用語には、以下の、『(炎焼入れ又は高周波焼入れ)有効硬化層深さ』の用語が定義されています。

金属製品熱処理用語(JIS B 6905)
⇒【品質・試験】


分類: 金属製品熱処理用語 > 品質・試験

番号: 5217

用語: (炎焼入れ又は高周波焼入れ)有効硬化層深さ

定義:
炎焼入れ又は高周波焼入れにおいて、焼入焼戻しをした硬化層の表面から、規定する限界硬さの位置までの距離(17)。
注(17)
JIS G 0559 参照。
(※1)

対応英語(参考):
effective case depth after flame hardening or induction hardening


(※1)
JIS G 0559 は、以下のJIS規格になります。

JIS G 0559
鋼の炎焼入及び高周波焼入硬化層深さ測定方法

この規格では、鋼の炎焼入及び高周波焼入れによる硬化層深さ(焼入れで硬化した深さ)を測定する方法について規定されています。

なお、炎焼入れとは、フレーム熱処理ともいい、炎で直接加熱して行う熱処理の総称です。
また、高周波焼入れとは、高周波誘導加熱を用いる焼入れのことです。